臨機応変な対応力の身に付け方

看護師は、緊急時や患者の症状の変化によって臨機応変に対応することが求められます。そのため、日々勉強を重ね、知識と技術を磨く必要があります。
専門書を開き、病態や解剖学、生理学などの学問を突き詰めることも大切です。それに加え、日々の診療の中での疑問点や失敗した点を上司や先輩看護師に質問し、疑問点を解決することが大切です。
例えば、症状が急変した患者の対応がうまくできなかった場合、その症状について勉強することも大切です。しかし、その際に自分がどのような行動を取れば良かったのか、急変した場合に何を意識して動けば良いのか、という実践的なことを上司や先輩に質問することが重要です。
対応の仕方を教えてもらい、次に同じ状況が起こった際にどうするかということをイメージすることで、スムーズに対応できるようになります。
疑問点をなるべく早く解決し、次に活かせるようにしっかりとシミュレーションすることが勉強になります。このシミュレーションを毎日繰り返すことにより、自然と周りの状況の変化を察知し、臨機応変に動くことができるようになります。
そうなってくると、患者や同僚からの信頼度も上がり、自身のステップアップにもつながります。
看護師の勉強は、専門書を読んでの学習だけでなく、日々の診療で起こったことを復習し、次に活かせるようにトレーニングしていくことが大切です。毎日の臨床の中での疑問点を早期に解決しながら経験を積んでいくことで、臨機応変に対応する力が身に付きます。